2019年 | ニュース
植木理事が第7回日独6大学アライアンス(HeKKSaGOn)学長会議に出席しました
2019年9月12日(木)から13日(金)にドイツ?ハイデルベルク大学で第7回日独6大学ネットワーク(HeKKSaGOn)学長会議が開催され、植木俊哉理事?副学長を始めとした本学参加者27名を含め、日独から約200名が参加しました。
HeKKSaGOn(ヘキサゴン)は、日本?ドイツそれぞれの有力な3大学、計6大学(東北大学、京都大学、大阪大学とハイデルベルク大学、ゲッティンゲン大学、カールスルーエ工科大学)から構成される二国間型の大学ネットワークです。2010年の設立から始まった第一期には、一年半毎に日本?ドイツ交互に持ち回りで開催する学長会議とワーキンググループでの共同研究等を通じて、加盟校間の交流を活発に行ってきました。第二期の幕開けとなる今回の学長会議では、2029年までの第二期に取り組む重点分野や今後の学長会議の在り方が話し合われました。
1日目から2日目の午前までは、6大学の学長?副学長らによるClosed Presidents' Meetingと各研究ワーキンググループによる会議、そして6大学の学生による学生ワークショップが並行して開催されました。
1日目のClosed Presidents' Meetingでは、学長?副学長が最近の大学の取り組みと第二期に寄せる期待をそれぞれ発表しました。本学からは、植木理事が本学とドイツ側加盟大学とのこれまでの関係性や成果を紹介し、2015年に採択された3つの世界規模での取組み目標である国連の持続可能な開発目標(SDGs)、パリ協定、仙台防災枠組2015-2030への貢献に取り組む中でHeKKSaGOnが果たし得る役割への期待を述べました。
2日目のClosed Presidents' Meetingでは、HeKKSaGOn第二期の戦略について学長?副学長間で議論が行われ、2日目の午後に開催された全体会で決定事項について調印式が行われました。
HeKKSaGOnでは、2029年までに重点的に取り組む「Priority Area」として、①Transcultural studies and the transformation of cultural heritage、②Data science, digitalization, and artificial intelligence、③Health, well-being, safe and resilient societies、④Engineering molecular systems and bioimagingの4つを設定し、これらに関連する研究を行うワーキングループの公募?助成を行っていきます。
また、全体会では、各研究ワーキンググループからの活動報告も行われました。本学からは多元物質科学研究所の上田潔教授が登壇し、座長を務めるワーキンググループの活動状況を報告しました。今回の主催校であるハイデルベルク大学のEitel学長は全体会の中で、改めて第一期の研究ワーキンググループの活動と実績に謝意を述べると共に、新たなワーキンググループ制度への申請を含めた今後のさらなる活動に期待を示しました。
さらに、同時開催された学生ワークショップには、本学から3名の学生が参加しました。ワークショップでは国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献をテーマに日独の学生が議論し、全体会議において文学研究科後期博士課程のEvdokiia Okhlopkovaさんが代表の一人として報告を行いました。
次回の学長会議は、日独交流160周年となる2021年の秋に、「Health, well-being, safe and resilient societies」をテーマとして東北大学で開催される予定です。
*HeKKSaGOn(ヘキサゴン):
日独の6大学(ハイデルベルク大学(Heidelberg)、京都大学(Kyoto)、カールスルーエ工科大学(Karlsruhe)、東北大学(Sendai)、ゲッティンゲン大学(G?ttingen)、大阪大学(Osaka))(- network)による、参加大学間のモビリティを推進する二国間型ネットワーク。2010年7月設立。HeKKSaGOnの愛称は、加盟大学の所在地名頭文字からなる。
署名した協定書を手にする6大学の代表者
(写真提供:Universit?t Heidelberg - Kommunikation und Marketing. Photographer: Philipp Rothe)
HeKKSaGOnへの期待を述べる植木理事
学生ワークショップの様子
学生ワークショップを代表して発表するOkhlopkovaさん
研究ワーキンググループの活動状況を報告する上田教授
集合写真
(写真提供:Universit?t Heidelberg - Kommunikation und Marketing. Photographer: Philipp Rothe)
問い合わせ先
総務企画部国際交流課国際企画係
TEL:022-217-5578