秋篠宮皇嗣殿下は5月23日-24日の二日間、東北大学青葉山新キャンパス内の災害科学国際研究所で開催した、ご自身が総裁を務める公益社団法人日本植物園協会（岩科司会長）の第54回大会にご臨席されました。

皇嗣殿下は大会に先立ち、本大会の開催園である東北大学植物園（牧雅之園長）を訪れ、大野英男総長および青木孝文理事?副学長と懇談後、牧園長の案内で、国の天然記念物に指定された園内を歩き、モミ林、ヤナギ科植物、植物標本館などをご視察されました。次いで訪れた東北大学総合学術博物館（藤澤敦館長）では、西学術資源研究公開センター長および寺田眞浩理学研究科長の案内で、東日本大震災の記録や「シガトキシン」の化学的研究などをご視察されました。

皇嗣殿下は日本植物園協会開会式において、約150名の会員を前に「大会が活発な意見交換の場になるとともに、全国の植物園の有機的なつながりが一層強まることを願います。」とお言葉を述べられました。その後、大野総長は開催園挨拶のなかで、「この大会を令和元年に仙台?東北大学で開催できたことを大変喜ばしく思う。参加者の方々には、さわやかで過ごしやすいと言われる新緑の『杜の都』仙台を肌で感じていただきたい。この大会が我が国の植物園活動のさらなる活性化のため、有意義な情報交換の場となるよう開催に携わる組織として努めて参る。」と述べました。

大会は25日まで三日間の日程で開催されました。

東北大学植物園をご視察する皇嗣殿下

日本植物園協会大会開会式でお言葉を述べる皇嗣殿下

日本植物園協会大会開会式で開催園挨拶を述べる大野東北大学総長

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