2014年 | プレスリリース?研究成果
東日本大震災1年後の脳体積の増加は自尊心と相関 ~脳形態変化の追跡調査から~
東北大学加齢医学研究所の研究グループは、震災当時に仙台周辺に在住していた大学生を対象に、震災1年後の脳形態変化の追跡調査を実施しました。震災前/直後~震災1年後にかけて、平均して眼窩前頭皮質の灰白質量が増加し、自尊心の強い人ほど左眼窩前頭皮質の体積増加が大きいこと、平均して右海馬の灰白質量が減少していることを明らかにしました。本成果はPTSDの予防、治療の一助になると期待されます。
本研究結果は、Molecular Psychiatry誌電子版に掲載されました。
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脳機能開発研究分野 関口 敦
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