2012年 | プレスリリース
生殖細胞の増殖を保証する転写制御機構
胎仔に存在する未分化な生殖細胞は活発に増殖しますが、私たちは転写制御因子であるLarp7が機能しなくなると、細胞周期の進行を阻害する遺伝子の発現が誘導され、その増殖が停止することを発見しました。この結果は、この遺伝子の異常が生殖細胞の形成不全に原因のある不妊症や、始原生殖細胞の増殖異常により引き起こされる一部の小児腫瘍の原因となっている可能性を示唆しています。本研究結果は、11月15日付でGenes & Development誌電子版に掲載されます。
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医用細胞資源センター 松居靖久
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