2011年 | プレスリリース
質量ゼロのディラック電子に自在に重さを与える事に成功 -トポロジカル絶縁体を用いた革新的デバイス開発へ突破口-
東北大学大学院理学研究科の佐藤宇史准教授、大阪大学産業科学研究所の瀬川耕司准教授と安藤陽一教授、および東北大学原子分子材料科学高等研究機構の高橋隆教授らのグループは、次世代のスピントロニクス注1)デバイスを担う画期的な新材料として注目されている「トポロジカル絶縁体」における質量ゼロのディラック電子に、全く新しいメカニズムで質量を持たせる事に成功しました。今回の成果により、新機能を持つ次世代省エネデバイスの開発や量子コンピュータの研究が大きく進展するものと期待されます。
本研究成果は、平成23年8月14日(英国時間)に英国科学雑誌「Nature Physics(ネイチャーフィジックス)」オンライン版で公開されました。
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東北大学 大学院理学研究科
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高橋 隆(タカハシ タカシ) 教授
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(大学院理学研究科兼任)
Tel:022-795-6417
E-mail:t.takahashi*arpes.phys.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えて下さい)
安藤 陽一 教授(アンドウ ヨウイチ)
大阪大学 産業科学研究所 教授
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