2011年 | プレスリリース
地球反ニュートリノ観測で判明、「地球形成時の熱は残存している!」--放射性物質起源の熱生成は地表の熱流量の約半分にすぎない--
国立大学法人東北大学ニュートリノ科学研究センターは、液体シンチレータ反ニュートリノ観測装置カムランドでの長期観測により、地球内部の放射性物質起源反ニュートリノの測定精度を大幅に改善しました。地表での熱流量との比較から、放射性物質が地熱の生成に占める割合は半分程度であるということを世界で初めて実測し、地球形成時の原始の熱がいまも残っていることを示しました。この成果は、7月18日にNature GeoScience電子版に掲載されました。
【問い合わせ先】
国立大学法人 東北大学ニュートリノ科学研究センター
センター長 教授 井上邦雄
電話:022-795-6722
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