2011年 | プレスリリース
貼ればバイオ電池 酵素を内部に閉じ込めた柔らかい電極シールを開発
東北大学大学院工学研究科の西澤松彦 教授は,独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)ナノチューブ応用研究センターの畠賢治 上席研究員と共同で,酵素とカーボンナノチューブ(CNT)が均一に複合化したフィルムを開発しました。これは,「貼ったり」「巻いたり」して使える柔軟な酵素電極シールで,触媒活性も従来の数倍以上です。果糖を分解する酵素と,酸素を分解する酵素を含むシール2枚で作ったバイオ電池は,果糖水溶液から過去最高の出力密度で発電しました。
本研究はJST戦略的創造研究推進事業(CREST)の一環であり,成果の一部が2011年3月10日に米国化学会誌「Journal of The American Chemical Society」にオンライン掲載されました。
詳細(プレスリリース本文)
[問い合わせ先]
西澤 松彦(ニシザワ マツヒコ)(教授)
TEL/FAX: 022-795-7003
E-mail: nishizawa*biomems.mech.tohoku.ac.jp(* を@に置き換えてください。)
三宅 丈雄(ミヤケ タケオ)(助教)
TEL/FAX: 022-795-3586
東北大学大学院 工学研究科 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
畠 賢治(ハタ ケンジ)
独立行政法人産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センター 上席研究員
つくば市東1-1-1中央第5事業所
TEL/FAX: 029-861-4654
E-mail: kenji-hata*aist.go.jp(*を@に置き換えてください。)