2010年 | 受賞?成果等
若年性パーキンソン病の神経変性に関わる新規遺伝子の発見 --新規治療ターゲットとしての可能性--
パーキンソン病は中脳ドーパミン神経の変性を特徴とする難治性の神経変性疾患です。50歳未満で発症する若年性遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子としてPINK1とParkinが知られています。私たちは、動物モデルを用いてこれらの遺伝子が協調してドーパミン神経の生存性を維持することをすでに報告しておりましたが、その分子機構の詳細は未解明のままでした。今回、PGAM5という新しい遺伝子が、PINK1とParkinの働きを調節し、本疾患に関与する可能性を見出しました。
本研究成果は、米国のオンライン科学誌「PLoS Genetics」に近く掲載されます。
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