2009年 | 受賞?成果等
「重い電子」が作るフェルミ面の直接観測に世界で初めて成功 ― 磁性と共存する不思議な超伝導の機構解明への糸口 ―
独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 岡﨑俊雄、以下「原子力機構」とい う。)量子ビーム応用研究部門の岡根哲夫研究副主幹、国立大学法人東北大学(総長 井 上明久)大学院理学研究科物理学専攻の青木晴善教授、国立大学法人東京大学(総長 濱田純一)大学院理学系研究科物理学専攻の藤森淳教授、学校法人京都産業大学(学長 坂井東洋男)大学院理学研究科物理学専攻の山上浩志教授らの共同研究グループは、異 常に大きな見かけ上の質量を持つ「重い電子1)」が作るフェルミ面2)を世界で初めて直接観 測することに成功しました。これによって、重い電子が担う電気伝導の性質を様々な金属ご とに判別することを可能にしました。