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脳が時間をはかる仕組みを細胞レベルで初めて解明―前補足運動野が秒単位の時間の生成に関連―

玉川大学脳科学研究所の丹治順所長と東北大学大学院医学系研究科の虫明元教授(生体システム生理学)らのグループは、動物が行動を開始するときに、脳の中で秒単位の時間をはかる仕組みを細胞レベルで解析し、前頭葉内側にある前補足運動野が関与していることを突き止めました。本研究では、サルに2秒、4秒、8秒などの待ち時間を色で指示し、指定された時間の後に自発的な行動を行う課題を行わせることで、脳内の活動を調べ、前補足運動野に、時間の長さを特定化する細胞と、時間の長さに応じて活動を変化させる細胞との2種類が発見されました。
この研究成果は、米国科学誌ネイチャーニューロサイエンス誌のオンライン版に3月2日(現地時間3月1日)に掲載されました。

20090302.pdfプレスリリース(PDF)

問合せ先: 東北大学医学系研究科 生体システム生理分野 教授 虫明 元
電話 022-717-8073
Email: hmushiak@mail.tains.. (※...tohoku.ac.jp)

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